こんな疑問にお答えしていきます。
本記事を見れば
- ブログジャンルの決め方が分かる
- どんなジャンルあるのか分かる(案件例・報酬サンプル)
- 自分に合ったジャンルが決められる
となっています。
本記事の信頼性
- 筆者は複数ジャンルでブログを運営中
- 激戦ジャンルとニッチジャンルのどちらも運営しているため、肌感が分かる
- 現在はブログで生活中
ブログのジャンル選びは「非常に重要」ですが、どのジャンルで始めれば良いのか迷いますよね。
できれば稼げるジャンルにしたいし、かと言っても記事を書けなくても困るし。。
私もブログを始める時にジャンル選びは凄く困りました。
現在では激戦区ジャンルからニッチなジャンルまで幅広くブログを運営していますが、運営している中で各ジャンルの収益性や記事の書きやすさを踏まえた「最適なジャンルの決め方」を導き出しましたので、今回はそれをお伝えしていきたいと思います。
ブログのジャンル選びに悩みに悩んでいる方は必見です。
まずはブログジャンル一覧の紹介
本記事をご覧になっている方は、恐らくブログにどのようなジャンルがあるのかはっきり分からない方が多いかなと思います。
例えば「旅行ジャンル」と一口に言っても、海外・国内旅行はもちろん、「旅行関連グッズ」や「レンタカー」なども旅行ジャンルとしてあります。
ですので、まずはどのようなジャンルがあるのかを確認してみます。
以下は国内主力ASP(アフィリエイト時に使う)である「A8」のジャンルのカテゴライズです。※ジャンルの分け方は会社毎に異なります
このようになります。
さらに細かいカテゴリもあるので、基本的にあらゆるジャンルがあり、ニーズがあります。
各ブログジャンルの案件・報酬例
続いては、上記ブログジャンルの案件や報酬の例を紹介していきます。
このような場合は、こちらを参考に決めるのが良いかもしれません。※横スクロール可能です。
ジャンル | 競合数 | 案件数 | 案件サンプル | 獲得報酬額例 |
総合通販 | 33件 | ①ショッピングサイトでの新規購入 ②新規サイトの会員登録 ③通販サイトでの購入 |
①新規購入989円 ②会員登録800円 ③購入額の2% |
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金融・投資・保険 | 223件 | ①FX口座開設促進 ②不動産投資 ③自動車保険 |
①新規口座開設30,000円 ②新規面談22,500円 ③新規見積依頼1,000円 |
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インターネット | 161件 | ①ネット回線 ②プロバイダ申し込み ③モバイルWiFi申し込み |
①新規開通20,000円 ②新規他社転用5,100円 ③新規申し込み3,600円 |
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健康 | 740件 | ①ダイエットジム申し込み ②クリニック来院促進 ③健康グッズ |
①新規入会25,000円 ②オンライン予約15,000円 ③初回購入3,500円 |
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不動産・引っ越し | 104件 | ①新築戸建て(資料・見学予約) ②太陽光投資の物件検索サイト ③引っ越しサイト |
①資料請求・見学予約7,000円 ②資料請求4,000円 ③新規引っ越し見積1,000円 |
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エンタメ | 160件 | ①電話占いの会員登録 ②週刊○○定期購読 ③月額サービス申し込み |
①新規会員登録10,000円 ②定期購読申し込み1,250円 ③新規申し込み500円 |
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美容 | 1,447件 | ①パーソナルジム入会促進 ②脱毛・AGAクリニック類申込 ③エステ体験予約 |
①新規入会50,000円 ②新規入会20,000円 ③新規予約7,800円 |
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仕事情報 | 337件 | ①薬剤師転職サイト ②フリーランス求人 ③転職サイト |
①新規登録35,000円 ②新規会員登録10,000円 ③新規会員登録1,000円 |
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ギフト | 73件 | ①お花の定期便 ②カタログギフト販売サイト ③お祝いギフト販売サイト |
①定期便契約1,500円 ②購入金額の8% ③購入金額の3,5% |
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グルメ・食品 | 290件 | ①ウォーターサーバー契約 ②食事宅配サービス ③オーガニック食品通販 |
①設置完了12000円 ②新規購入1500円 ③購入金額の3% |
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学び・資格 | 278件 | ①IT資格取得スクール ②英会話スクール無料体験 ③プログラミングスクール |
①新規スクール入校31780円 ②新規無料体験受講7000円 ③新規体験授業参加7000円 |
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スポーツ・趣味 | 130件 | ①月額定額カーリース ②通い放題ゴルフスクール ③プロサッカークラブ |
①新規成約30000円 ②新規入会5,000円 ③チケット購入11.2% |
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ファッション | 391件 | ①ジュエリーショップ ②ファッション通販サイト ③腕時計通販サイト |
①新規来店相談5,000円 ②購入金額の15% ③購入金額の30% |
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暮らし | 926件 | ①介護施設の検索サイト ②浮気調査(探偵社) ③犬用おやつ型サプリ |
①施設見学実施20000円 ②新規問い合わせ12000円 ③初回購入2000円 |
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結婚・恋愛 | 140件 | ①結婚相談サービス ②マッチングサイト ③婚活パーティー |
①新規入会30000円 ②新規会員登録3,500円 ③新規参加1,000円 |
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旅行 | 69件 | ①航空券+ホテル予約サイト ②国内ツアーサイト ③航空券比較サイト |
①成約2,070円 ②ツアー申し込み1,000円 ③クリック誘導5円 |
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WEBサービス | 259件 | ①ホームページ制作会社 ②クラウドサービス ③レンタルサーバー |
①新規契約30,000円 ②新規契約3,000円 ③新規申し込み1,000円 |
※上記数値・内容は2020年10月時点のものです。
各ジャンル満遍なく、高報酬の案件が揃っています。
ですので、案件数や競合数には偏りがありますが「全く稼げない」というジャンルはありません。
ブログジャンルの決め方の2つのポイント
ブログジャンルの決め方の2つのポイントを紹介していきます。
この2つのポイントを踏まえれば、自分にとってベストなジャンル選択が可能です。
ポイント①:市場規模は大きい程良い
まずは市場規模に関してです、これは大きいほど良いが結論です。
市場規模の見極め方に関してですが、まずは上記「各ブログジャンルの案件・報酬例」をご覧ください。
この中で「競合数」「案件数」が多いジャンルは、比例的に市場規模も大きいです。
ですのでまずは、「競合数」または「案件数」が多いジャンルを候補に挙げておくのが良いです。
なぜ市場規模は大きい方が良いの?
市場規模が大きい方が良い理由ですが、報酬単価が高い分、一発の成果が大きな金額になるからです。
まずは市場規模と検索順位(SEO順位)の関係性を確認します。
- 市場規模大きい=競合多い=検索順位低くなりやすい
- 市場規模小さい=競合少ない=検索順位高くなりやすい
次に、検索順位とクリック率の関係性を見てみます。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
※引用元:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
このように検索順位が下がるほど、クリック率も下がることが分かります。
検索順位が下がると確かにクリックがされにくくなりますが、詳細な情報を求めるユーザーは下層まで情報を探しに来ることが多々あります。
以下は私が運営している市場規模が大きい別ブログの検索順位のページとクリック率です。
ページ | 平均検索順位 | 平均クリック率 |
ページA | 61位 | 0.57% |
ページB | 59位 | 0.43% |
ページC | 58位 | 0.84% |
ページD | 54位 | 2.48% |
ページE | 68位 | 0.31% |
このように検索順位が低くても一定のクリック(一定のニーズ)があることが分かります。
これを踏まえて、以下表をご覧ください。※横スクロール可能です。
ジャンル(例) | 市場規模 | 平均検索順位 | クリック率 | 報酬単価 | 集客人数 | 購入人数 | 収益 |
美容 | 大きい | 60位 | 0.3% | 20,000円 | 10,000人 | 30人 | 600,000円 |
旅行 | 小さい注1 | 10位 | 2.5% | 1,500円 | 10,000人 | 250人 | 375,000円 |
注1:2020年時点での市場規模による
※クリック後、どちらのジャンルも成果率(CVR)は同じものとする
※今回はCVR100%と仮定して算出(CVRは何%でも両者の差は同じ)
このように市場規模が大きく検索順位が低くなりやすいジャンルでも、市場規模が小さいジャンルよりも収益が大きくなることが分かります。
ですので、市場規模は大きいほど良いと言えます。
ポイント②:自分の「関係分野」は絶対選ぶ
続いてのポイントは自分の「関係分野」は絶対選ぶです。
まず、「関係分野」とは
関係分野とは?
- 自分が興味がある分野
- すでに詳しい分野
- 仕事にしている分野
- 勉強しても苦ではない分野
これらの分野のことを、本ブログでは「関係分野」と表します。
ジャンル選びの際は「関係分野」を必ず選びましょう。
なぜ関係分野を選ぶ必要があるの?
関係分野を選ぶ必要がある理由ですが、関係分野でないとブログの継続が難しいからです。
これは感覚的にご理解いただけると思いますが、関係分野以外で記事を書こうと思っても何も書けませんよね?
その際は情報を調べたりしながら記事を書くことになると思いますが、ブログは基本的に時間がかかるものです。
収益が出るまでは何記事も書く必要がありますし、関係分野以外では収益がない間のモチベーション維持が難しいです。そして既知の分野に比べて記事作成の時間がものすごくかかります。
ですので、関係分野を選ぶことはブログを行う上では絶対です。
最高の組み合わせは「関係分野×市場規模大きいジャンル」
ここまでのポイントを踏まえて、最高の組み合わせは「関係分野×市場規模の大きいジャンル」です。
ジャンル選びはこの2つを踏まえて決定するのが最高と言えます。
もちろん、市場規模の大きいジャンルが必ずしもあなたの関係分野であるとは限りません。要はバランスです。
関係分野をベースに、一番市場規模が大きいジャンルを選ぶと良いでしょう。
それでも決まらない場合のおすすめブログジャンル
現在知識が何もなく、何も興味ない場合でも大丈夫です。おすすめジャンルを紹介しますのでそこから興味を持っていきましょ!
おすすめジャンルは「体験できる」ジャンル
何も興味がなく、何も知識がない場合は「自分が書けることがない状態」が原因だと思います。
そんな場合にオススメなのが、「体験できる」ジャンルです。
体験できるジャンルの場合、事前に何も知識がなくても、自分の体験を通して記事に出来る情報を集められます。
体験できるジャンルのサンプルとして
- 美容系(男性の場合はスキンケアなど)
- エンタメ(ネットフリックス利用など)
- 総合通販(Amazon商品のレビューなど)
- インターネット関連(現在使ってるスマホやSIMレビューなど)
どうでしょうか?
日常生活でお金を使っている場面のほとんどに該当ジャンルがありますし、体験を通した記事もできます。
何も知識や興味がない場合は、「体験できる」ジャンルからまず始めてみましょう!
ブログジャンル選びでよくある質問
ブログジャンル選びの良くある質問を2つピックアップしました。
人気のブログジャンルは?
メンズコスメが人気
人気ジャンルとしては「メンズコスメ」が挙げられます。
近年市場規模が大きくなり、メンズコスメを展開するメーカーも関連ブログも増えた印象です。
市場の成長を気にしながらも人気ジャンルでブログを始めたい場合は「メンズコスメ」はオススメです。
ちなみに海外の場合は「健康関連製品」が人気です。
昨今のパンデミックから「健康」に対する需要が高まり、特に家で使用できる健康関連グッズ(ストレッチグッズやプロテインなど)が人気です。
日本とは異なりますが、これまでと比べたら日本でも健康関連はニーズが増えていることは間違いないので、こちらも参入するには良いかもしれません。
特化型ブログの場合のジャンルの選び方は?
何でもOK!
結論、何でもOKです。
強いて言うならば、市場規模大&大ジャンルは特化型がすでに多くいて入り込める隙間が少ないので、中規模・中小ジャンルで特化型ブログを作成するのが狙い目です。
イメージで言うと、以下のような感じですね。
さらに分かりやすく言えば
規模 | 大ジャンル | 中ジャンル | 小ジャンル | 極小ジャンル | |
インターネット | 大 | 携帯・スマホ | 格安スマホ | mineo | mineoの○○プラン特化 |
美容 | 大 | 美容 | メンズコスメ | バルクオム | バルクオム化粧水特化 |
エンタメ | 中 | エンタメ総合 | 動画配信サービス | ネットフリックス | ネットフリックス限定映画特化 |
ファッション | 中 | ファッション | メンズファッション | ○○(ブランド名) | ○○スニーカー特化 |
あくまで参考例になりますが、赤文字部分がオススメの規模ジャンルです。
つまり各ジャンルの中小ジャンル(商標系)に特化したブログが狙い目になります。
ですが最近は市場規模が大きいジャンルほど、中ジャンルはもちろん、小ジャンルも激戦区になっている場合があります。
例えば上でいうところの「mineo」(インターネットジャンル)は特化型サイトがあったりします。
そこで求められるのが、小ジャンルのさらに細かい「極小ジャンル」です。
ここはジャンルによっては全く稼げないエリアとなる場合がありますので何とも言えませんが、全体的なジャンルで見ても極小ジャンル自体まだほとんどないので、狙い目でしょう。
ジャンルを決めた後には?
競合の有無を調べてみましょう!
ジャンルを決めた後はひとまず競合の有無を調べてみましょう!
具体的には決めたワードで検索をかけます。
具体例
「mineo」に決めた→「mineo」や「mineo+○○」等で検索をかける→下層ページまでチェック
これら関連ワードで下層ページまでチェックして、狙っているジャンルの特化型サイトがヒットしなければチャンスありです。
ヒットしたとしても上位表示されていなければ勝算は十分にあります。
まとめ
以上が、自分に合った最適なブログジャンルの決め方になります。
ブログで一番最初にあたる重要課題がジャンル選びです。
何より大事なのは「無理なく記事を書き続けられる事」なので、自分に合ったジャンルをぜひ探してみてください。
なんとなくブログを始めてしまった場合でも、徐々に好きになっていけば問題ありませんよ
不明点があれば、ぜひお気軽にお問合せください。