
こんな疑問にお答えしていきます。
本記事を見れば
- 売れるブログ記事の書き方が分かる
- 執筆時に意識すべきことが分かる
- どんな記事でも書けるようになる
- 自分用の記事フォーマットができあがる
となっています。
本記事の信頼性
- 筆者は元広告代理店マーケター
- 複数ブログを運営
- 現在はブログで生活中
ブログを始めたばかりの時は、記事どう書けば良いの?と悩みますよね。
私もそうでしたし、書き方が分からないから執筆も進まない。。という事で今回は初心者の方向けに、真似するだけでOKな基本的なブログの書き方をまとめました。
簡単にできますし、あらゆるブログジャンルで活用できますので、これからブログ記事を書き始める方はぜひ読み進めてください。
※ブログをこれから作るという方は「【超初心者向け】知識ゼロで出来る!WordPressブログの始め方」をどうぞ
【重要】売れるブログ記事の大前提【ポイント2つ】
売れるブログ記事には、大前提となる重要なポイントが2つあります。
- 読者の悩みを解決する内容であるか
- 信用・共感される内容であるか
この2つが欠かせません。読者目線で見ても、コンテンツを評価するGoogle目線で見てもこの二つを満たしていることが最重要となります。
むしろこの二つを満たしていれば、記事の書き方は適当でも問題ないです。
「読者の悩みを解決する内容」が重要な理由
読者は「悩み」を解決するために記事を読むから
答えは上記の通りですが、読者が記事を読む理由は例外なく「悩み解決のため」と言えます。
例)読者:「腰痛 椅子」で検索 →腰痛から解放されるイスを探している(悩み)
例2)読者:「ジャイアンツ 選手」で検索 →ジャイアンツの所属選手を知りたい(悩み)
その他、SNSで流れてきたツイートも「内容が気になる」→「答えが知りたい(悩み)」と、全てに悩みがあります。
ですのでブログ記事作成の際に、まず意識しなければならないのは「読者の悩みを解決する内容になっているか」という点になります。
悩み解決例
解決できてない例
読者の悩み解決ファーストをまずは年頭に置いておきましょう。
「信用・共感される内容」が重要な理由
読者は「正しくない」「信用できない」情報は全く読まないから
続いては「信用・共感」情報が重要という話です。
これは簡単にお分かりいただける内容だと思います。
以下は具体例です。
例)あなた(男性)が以下の記事を書く場合
【女性にオススメ!今売れてるコスメランキング5】
内容:今○○が売れていて、肌に良いです。
→ 信用・共感低い
例2)あなたが化粧品会社勤続15年のベテランの場合
【女性にオススメ!今売れてるコスメランキング5】
内容:今○○が売れていて、肌に良いです。
→ 信用・共感非常に高い
この違いが分かりますよね?
つまり、あなたがあなたの属性(性別や関心事など)に沿った記事を書かないと、信用も共感も生まれません。
信用・共感がない記事はそっと閉じられてしまいます。

ブログ記事の構成【全体概要】
早速、ブログ記事全体の構成についてお話していきます。
基本的にブログ記事は、以下3つのパートで構成します。
- タイトル(リード文)
- 本文(及び見出し)
- まとめ
ブログジャンル問わず全て共通です。ブログ記事はこの3つから構成されることをまずは念頭においてください。
この3つの順番と関係を図で表すと、以下のようになります。

ブログ構成図
この3つをまとめれば記事の完成です。
以下から各パート毎の書き方や作り方を紹介していきます。
タイトル&リード文の決め方・作り方【サンプルあり】
まずはタイトルおよびリード文(序文)です。このパートはポイントが2つあります。
ポイント
①タイトルにキーワードを含める
②リード文は記事を読むかの判断になる
以下より順番に説明していきます。
タイトルにキーワードを含める
まず初めに、記事のタイトルには必ず「キーワード」を含めましょう。
キーワードとはその記事で伝えたい内容を端的に表すワードです。複数あっても構いません。
具体例
①「野球のルールまとめ」記事の場合:キーワード「野球 ルール」
②「自宅で簡単ストレッチのコツ」記事の場合:キーワード「ストレッチ 簡単」「ストレッチ 自宅」など
このようにキーワードを含めたタイトルにすることで、そのキーワードで検索を行っている人に見つかりやすくなります。
どんな人に来てもらいたいか、どんな悩みを解決する内容にするか。
記事の内容はキーワードに沿ったものになっている必要があるので、初めにキーワードを選定してから記事を作り始めるのが王道です。
リード文は記事を読むかの判断になる
続いてはリード文です。リード文とは、タイトル下から本文が始まるまでの序文の事です。
本記事でいうと、以下がリード文になります。

リード文
リード文は本文内容の要約的な要素を持っており、非常に重要なパートです。
この内容次第で読者が記事を読むかどうか判断しているケースも多いです。
リード文の作り方
本記事のリード文をサンプルに、リード文の作り方をご紹介します。
リード文は大まかに4要素に分けられるので、4つのパートそれぞれで説明します。

リード文を4要素に分割
それぞれのパートは以下の意味を持ちます。
①:読者の悩み明示
②:その解決策(この記事から得られる結果)
③:その根拠・理由
④:結論・方向の指示
リード文を書く際は、この4要素を意識して書いていきます。
それでは順番に見ていきます。
①:読者の悩み明示
まずは読者の悩みを確認します。
例えば本記事は「ブログの書き方」に関しての解説記事です。ですのでこの場合の読者の悩みが上記になります。
このパートの作り方
読者がそのキーワードで検索する理由を想定して、記すだけ
「ブログの書き方」と検索する人の場合「ブログ始めたばかり」「書き方分からない」といった悩みが想像できます。それをこのパートに記します。それで完成です。
②:その解決策(この記事から得られる結果)
このパートでは、悩みの解決策および記事から得られる結果を記します。
これを記すことによって、読者は「この記事で悩みが解決できるな!」と理解できるため、その記事を読み込むことになります。
従って、このパートは非常に重要です。
本記事の場合は、この記事から上記4つの結果が得られます。
③:その根拠・理由
3つ目のパートでは、悩みを解決できる理由や根拠を述べます。
冒頭で説明していた「信用・共感」にあたる部分をここに記していきます。
本記事の場合は、私のプロフィールを用いて信用の説明としています。
④:結論・方向の指示
4つ目は「つまりどういうことか」という結論(要約)と、方向の指示になります。
方向の指示とは「読んでみてください」などと、読者にその記事を読み進めることをプッシュすることです。
表現方法としては他にも
・この記事は〇分で読めます。
・〇な悩みを持つ方には必見の内容です。
など、どのような表現でもOKです。
以上4つのパートをまとめれば、リード文の完成です。
本文(および見出し)の作り方【サンプルあり】
続いては本文(および見出し)の作り方を紹介していきます。
本文は基本的に「見出し」とセットです。なので見出しと本文に分けて解説します。
見出しの作り方
見出しの作り方ですが、まずは見出しの意味から確認します。
見出しとは?
本で言うところの「章」にあたる部分
つまり、本文で伝えたい内容の要約や表題が見出しにあたります。
例
本文:サッカーとは~なスポーツです。11人で~
見出し:サッカーとは?
そして、通常1つの記事には見出しが複数含まれます。
こうした見出しを作るには、最初にまず書きたい記事内容を要素分解していく必要があります。
そして、要素分解したそれぞれに見出しを付けていきます。
具体例 ※スマホは横スクロール可能です。
書きたい内容 | 要素(見出し) | ||
レアルマドリードの選手について(タイトル) | Topチームの選手 (見出し2) | FW (見出し3) | ヴィニシウス (見出し4) |
ロドリゴ (見出し4) | |||
アザール (見出し4) | |||
MF (見出し3) | イスコ (見出し4) | ||
カゼミーロ (見出し4) | |||
DF・GK (見出し3) | マルセロ (見出し4) | ||
ラモス (見出し4) | |||
下部組織の選手 (見出し2) | FW (見出し3) | ペドロ (見出し4) | |
ラタタ (見出し4) | |||
MF (見出し3) | ケネス (見出し4) | ||
DF・GK (見出し3) | ルイス (見出し4) |
お分かりいただけますでしょうか?
各見出しが「章」の役割を果たしており、各見出しの後にそれぞれの説明が続いていきます。
ですので、見出しの作り方はまず記事の要素分解を行い、それぞれに見出しを付けることで完成します。
本文の作り方
本文の作り方ですが、ポイントは3つです。
ポイント
①PREP法を用いる
②ターゲット設計
③読者目線を忘れない
以下より順番に説明していきます。
①PREP法を用いる
PREP法とは?
文章を論理的に伝えるのに効率的な文章構成方法の一つ

簡潔かつ論理的に伝えられる方法がPREP法になります。ブログ記事にも多く利用されている方法です。
PREP法の雛形
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
この4つの頭文字を取って「PREP法」です。
PREP法の使用例
- 結論:ノマドするなら図書館がオススメです。
- 理由:理由は圧倒的にコスパが良いからです。
- 具体例:ノマドに必須なWiFiも電源も無料で使えます。
- 結論:なので、ノマドするなら図書館がオススメです。
こんな感じです。論理的かつ簡潔に相手に内容が伝わります。
ですので、ブログ記事は基本的にこの順番で書いていきましょう。記事の説明「全てで」です。
②ターゲット設計
ここは非常に重要です。
ターゲット設計としては「誰に対して書いている記事なのか」という点を明確にする必要があります。
理由としては、その検索キーワードに対して読者の様々な背景があるからです。
例「ハワイ 観光スポット」というキーワードの読者背景
想定読者:ハワイの観光スポットを探す人
実際の読者:①初めて行く人 ②2回目の人 ③3回以上行ってる人 ④ハワイに住んでる人などなど
このように、そのキーワードで検索している人には様々な背景があります。
もしターゲット設計を無視して記事を書くと
【記事内容】観光スポットおすすめ1:キラウエア おすすめ2:アラモアナショッピングセンター
→ 2回目以降の人はすでに知ってる情報(つまり役に立たない=問題解決しない)
→ 初めて行く人:他の本やブログと内容が被る(あなたの記事に信頼性がないと何となく流し読みされる)
となります。
つまり、誰にも刺さらない可能性がある
これを想定読者「初めて行く人」と仮定して記事を更新すると
【記事内容】観光スポットおすすめ1:初ハワイにおすすめキラウエア おすすめ2:ハワイ特産のお土産選びはアラモアナショッピングセンター
→ 2回目以降の人:すでに知ってる情報
→ 初めて行く人:初めての人用に書かれている(つまり自分用の記事)ので、じっくり読みこむ。
このように、本に書かれている内容よりも信頼性を持ってくれる可能性が高まります。なぜかというと、初めての人向けの内容になっているからです。(本は万人向け)
ですので、ターゲット設計は非常に大事になります。
③読者目線を忘れない
これは冒頭の内容と重なりますが、記事はあくまで「読者が抱えてる疑問を解決するため」ということを忘れないようにしましょう。
- 読者の悩みは解決できているか
- 自分が書きたい内容になっていないか
- 相手に伝わる内容か
- 難しい言い回しなどを使ってないか
記事を書いている最中は常に、読者目線を意識して書いてみましょう。
まとめの作り方【サンプルあり】
最後はまとめの作り方になります。
ここでのポイントは2つです。
ポイント
①内容を要約する
②次の行動を促す
以下より順番に説明していきます。
①内容を要約する
最後のまとめ部分では、記事で述べていた内容を簡潔に要約しましょう。
記事で伝えていた内容を、改めて記憶してもらうためです。
人は強く印象に残った内容および反復する内容以外は、すぐに忘れてしまいます。※参考:「【記憶メソッド】簡単にほぼ100%記憶する方法」
ですので、最後に改めて内容要約を付けてあげることで、読者の記憶へ定着しやすくなります。

②次の行動を促す
内容要約の後は、次の行動を促しましょう。
具体的には
①「ぜひ~をしてみてください」とアクションの提示
②別記事への誘導(「関連記事はこちら」など)
推奨は②の別記事への誘導です。
別記事へ誘導することで、サイト内の回遊率を上げることができます。
サイト内回遊率が上がれば、Googleからの評価も上がるため、あなたのサイト全体の向上につながります。
もちろん無理に別記事へ誘導する必要はないので、関連できる内容がなければ、読者へ次の行動を促して終わりでも全然OKです。

以上がブログ記事の構成・全体概要になります。
ライティング力強化にオススメの本【この3冊だけ】
最後にライティング力強化に役立つ本を3冊紹介します。
基礎本から鉄板本まであり、紹介する順番で読むと理解がしやすく、ライティングは完璧になります。
オススメ3冊
①:「世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」
②:「沈黙のWebライティング」
③:「ザ・コピーライティング」
基礎①:世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生
WEBライター初心者のための入門書です。
分かりやすい文章を書くための方法論や、実践的なテクニック、惹きつけるキャッチコピーの作り方が学べます。
この本のおすすめポイント
- これ一冊でおおよそ上達できる
- 練習問題があるため、より実践的に学べる
- 稼いでる先輩ライターの稼げる秘訣インタビューあり
- 難しい説明がないので、サクサク読める
基礎的な本でありながらもライティングのおおよその事が学べるので、ブログを始めたばかりの方には、まず手に取ってみて欲しい1冊です。

鉄板②:沈黙のWebライティング
続いては、WEBマーケティングの鉄板本「沈黙のWEB~」シリーズの「ライティング編」です。
SEOを意識したライティングを学べる点が特徴的であり、ライティングの基礎を抑えた後には必ず読んでおきたい1冊です。
この本のおすすめポイント
- ストーリー形式でマンガのように読める
- 著者はSEOのプロフェッショナル
- ブログ初心者~中級者まで役立つ
- 何度も読むとより理解が深まりやすい
この本は初めの1冊としてもオススメできる鉄板本です。
SEO的に評価されるテクニックがまとまっているので、ライティングの基礎が固まった後に読むと、新たな発見ができます。
ストーリー以外に内容解説の講義も用意されているので、分かりづらい部分はここで理解できます。

応用③:ザ・コピーライティング
ライティングができるようになって、さらにその先の「売上」を考えた時に手に取りたい1冊が「ザ・コピーライティング」です。
メンタリストDaiGoさんも推奨する、人の心を鷲掴みにする文章や表現方法が学べます。
この本のおすすめポイント
- 86年以上読み継がれてきた伝説のバイブルの日本語版
- 惹きつける効果的な見出しの書き方が学べる
- ブログ中級者~の内容
- 不変のノウハウなので永久利用可能
内容は広告のコピーにフォーカスした内容ですが、人を惹きつけるという観点からブログの文章にも非常に役立ちます。
内容を理解して活かしていくという作業が必要なので、ある程度ライティング慣れしてからでないと役に立たない可能性もあります。
とはいえこの本の監修であり「日本一のマーケター」と言われる神田昌典氏が「毎晩、むさぼるようにこの本を読んでいた。」という程ですので、必ず理解し、実践していきたい本であります。

まとめ
以上が売れるブログの書き方のまとめになります。
本記事の内容を簡潔に以下にまとめます。
ブログ記事の大前提
- 読者の悩みを解決する内容であるか
- 信用・共感される内容であるか
ブログ構成【全体概要】
■タイトル&リード文
1.タイトルにキーワードを含める
2.リード文(①読者の悩み②解決策③根拠・理由④結論・方向指示)
■本文(および見出し)
1.見出し(内容要約・表題)
2.本文(①PREP法②ターゲット設計③読者目線)
■まとめ
1.内容要約
2.次の行動促進
まずは1記事書いてみましょう。
基本の書き方は数記事書けば、自然と形が頭に入ってきますので、慣れればサクサク書けるようになります。
サクサク書けるようになったら、紹介していたおすすめ本を参考にしながら応用してみてください。

今回は以上です。